ヘルメットの内装は思いのほか汚れています。
ヘルメットの内装は頭部に装着するものなので、常に汗や皮脂が付着します。
また、排ガスや雨、湿気といった外部からの影響も受けます。
そう考えると、かなりハードな環境で使用されていると言えます。
定期的な洗濯を行い、清潔な状態を保ち快適に使用できるようにしましょう。
現在私のYouTubeチャンネルでこの記事の内容をもとに作成した動画を公開中です。
そちらも見ていただけると嬉しいです。
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ヘルメットの内装の洗いかた
今回洗濯するヘルメット
SHOEI X-Fourteen (しょうえい エックスフォーティーン)
今回洗濯するのは私が普段隼に乗る時に使用しているX-Fourteen (以下X14)です。
ヘルメットメーカーSHOEIのフラグシップモデルですが、内装の脱着については、
他のSHOEIのヘルメットも細かい部分に差異はありますが、基本的な手順は同じだと思います。
私は、X14以外にも同じくSHOEIのHORNET ADVを所有しています。
こちらも、細かい部分の形状は違いますが、同じ手順で内装の脱着を行っています。
SHOEI X -14を見る
洗濯の手順
1.内装を外す
まずは、洗濯するヘルメットの内装を外してください
X 14の場合は顎部のロアエアスポイラー→左右のチークパッド→センターパッドの順で外していきます。
これ以外にもチンカーテンを装備している場合は、それも外してください。
各区部ボタンや爪で止まっているので、無理な力を掛けず丁寧に取り外しましょう。
X 14のセンターパッドはトップ、サイド(左右)、ネックと分けられます。
私は洗濯の際は、トップとサイドは連結したままで、ネックだけ切り離します。
ネックとトップは爪で連結されているので、丁寧に爪を抜きましょう。
内装の外し方
1.ロアエアスポイラーを外す。
顎の部分についてるロアスポイラーを外してください。
これは縁にハマっているだけなので簡単に外れると思います。
2.チークパッドを外す。
左右のチークパッドはボタンと爪で止まっているので、爪をおらないように丁寧に慎重に引き抜いてください。
※このときチークパッドの赤いリボンを引っ張らないように気をつけて下さい!
SHOEIのフルフェイスヘルメットには緊急事にヘルメットの取り外しを容易にするためのE.Q.R.S(Emergency Quick Release System)が採用されています。
これは、緊急事にチークパッドの赤いリボンを引くことでチークパッドが外れヘルメットの取り外しを容易にする機構です。
緊急事以外で使用しないように気をつけて下さい。
3.センターパッドを外す。
センターパッドは後部のボタンシールドの開口部の縁に爪で止まっています。
こちらも丁寧に取り外して下さい。
また、センターパッドはトップ、左右サイド、ネックに分解できます。
私は、洗濯の際はネックだけは切り離して洗濯しています。
このほうが、洗いやすく、干しやすいです。
爪で固定されているので、丁寧に外して下さい。
2.水に浸し中性洗剤で手洗い
内装パーツが取り外せたら、洗面器やバケツなど(私は洗面台を使いました。)に水を張り内装パーツを浸し
適量の中性洗剤で優しく揉み洗いしてください。
ネットに入れて洗濯機で洗うのも手ですが、ヘルメットの内装パーツはデリケートなものです。
できれば手洗いをしたほうがいいと思います。
3.濯ぎ洗い
中性洗剤で汚れが落ちるまで洗ったら、洗剤を流すために濯ぎ洗いをしてください。
ここでも、内装を痛めないように丁寧にすすいでください。
4.水気を切り、風通しの良い日陰に干して乾燥させる。
内装を洗い終わったら水気を切りハンガーに吊るし、風通しの良い場所に陰干ししてください。
水気を切るときはスポンジ部分を軽く押して絞りタオルなどの吸水性の良い布で吸い取りましょう。
ハンガーに吊るす際には、極力内装にストレスをかけないようにしてください。
5.乾いたら元通りヘルメットに組み付ける。
内装パーツが乾いたら、元通りに組み付けてください。
無理に押し込むと内装パーツを痛めてしまったり、ズレてしまって、被った際の違和感の原因になったりします。
最悪破損や怪我につながる恐れもあるので、丁寧に元通りに組み付けましょう。
予備に内装を複数セット持っていると使い回せて便利です。
内装を洗濯したいけど、すぐには洗う時間がない場合などもう一式内装を持っていると便利です。
また、内装の汚れや痛みがひどい場合は内装を買い替えてしまうのも手です。
X-Fourteen 内装セット
ヘルメットの内装を汚さないためには??
ヘルメットの内装は汚れたら洗えばいいのですが、洗うのって結構手間です。
できれば洗う頻度は少なくしたいものですよね?
そういった場合にはヘルメットの中に被るインナーキャップやインナーマスクがおすすめです。
ヘルメットの中に一枚被ることで、ヘルメット装着時の不快感や内装が汚れることを軽減してくれます。
インナーキャップを見る
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最後に
今回はヘルメットの内装の洗濯について書きました。