MacからWindows10 Proにリモートデスクトップで接続する方法 M1チップ macOS Monterey

 メイン機のMacBook AirからWindows PCを操作したい。

こんにちは、今回はMacからWindows PCをリモートで操作する方法について書きました。

私は普段自宅ではM1チップ使用のMacBook Airをデスクトップ化して使っています。

サブにWindowsのデスクトップもありますが、こちらは東方Projectをプレイする時くらいにしか使っていません。

 私の動作環境

今回はMacBook AirとWindowsのデスクトップの2台のPCを使用します。

2台のPCのスペックは以下の通りです。

MacBook AirからWindowsデスクトップをリモート操作することで

2台を同時に1系統の入力デバイスで操作できるようにするのが今回の目的です。

 

クライアント側(接続する側)

  • 製品名:MacBook Air(M1、2020)
  • オペレーティングシステム:macOS Monterey 12.0.1
  • プロセッサ:Apple M1
  • メモリ:16GBユニファイドメモリ
  • 起動ディスク:Macintosh HD
  • ストレージ:512SSD
  • グラフィックス:Apple M1(GPU8コア)
  • 外部ディスプレイ: HP 27f

ホスト側(接続される側)

  •  Windows 10  Pro 64bit バージョン20H2
  • PC: DELL OptiPlex 7020
  • CPU: Intel Core i5 4570
  • グラフィックカード: AMD Radeon HD 7470
  • メモリ: 16GB
  • ストレージ :SSD512GB
  • ゲームパッド: Logicool Gamepad F310

 

 M1MacはBoot Campが使えない。

これまでのIntel製CPUを搭載したMacであればWindowsを使いたい場合はBoot Campという機能を使って

Windowsをインストールして二つのOSを共存させることができました。

 

しかし、Apple独自開発のM1チップになってからは、その機能が使えなくなりました。

現状、WindowsはM1チップでは動かせないのです。

またParallels Desktopのなどを使って仮想環境を構築してWindowsを動かすこともできますが。

 

こちらはARMというM1チップのベースになったアーキテクチャ用のARM版Windowsということで

通常のWindowsと異なるもののため、動かないソフトもあるようです。

(私もよく分からないので気になる方は調べてみてください。)

 

私の場合は、MacからWindows PCをリモートで操作し、見かけ上はMac上でWindowsが動いている

用に見えればいいので、リモートデスクトップを使うことにしました。

 

 MacからWindows10にリモートデスクトップで接続する方法

リモートデスクトップが使えるエディションは限られている。

Windows10にはいくつかのエディションがありますが、

リモートデスクトップが使用できるのは以下のエディションになります。

・ Windows 10 Pro(上級者、法人向け)
・Windows 10 Enterprise(企業向け)
・ Windows 10 Education(教育機関向け)

一般的に使用されているWindows 10 Homeは、残念ながらリモートデスクトップは利用できません。
サードパーティー製の外部ツールを使う方法であれば、Homeでもできるようですが今回の記事では

取り上げませんので調べていただければと思います。

私のPC場合は、もともと仕事で使う予定で購入したものなので、Proがインストールされています。

お使いのPCがどのエディションなのかは、設定を開き
「システム」→「詳細情報」→「Windowsの仕様」→「エディション」で確認できます。

今回は上記のリモートデスクトップが使用できるエディションでの説明を行います。

 Windows10の操作

リモートデスクトップの有効化

リモートデスクトップは設定を開いて「システム」→「リモートデスクトップ」→「リモートデスクトップを有効にする」

この操作でリモートデスクトップが有効になります。

 

設定を行なったユーザー以外からリモートデスクトップの接続を許可する場合は、「このPCにリモートでアクセスできるユーザーの選択」をクリックしてユーザーを追加できます。

私の場合は自分以外にこのPCを使わないので設定しませんが、仕事などで共有しているPCの場合はこのあたりの設定をしておくと便利かも知れませいん。

PCの名前をメモ。

「このPCを使用してリモートデバイスから接続する」という項目に表示されている名前をメモしておきましょう。

Macからリモートデスクトップで接続する時に使用します。

(私の環境ではなぜかPC名前ではログインできなかったのでIPアドレスを使用しました。)

 

サインインオプションの設定

設定を開いて「アカウント」→「サインインオプション」→「MicrosoftアカウントにWindows Helloサインインを要求する」をオフにします。

指紋認証や顔認証をなどの生体認証機能を搭載したPCでそういった機能を使うための設定ですが、リモートデスクトトップからログインする際には邪魔になってしまうのでオフにします。

 Mac側の操作

Apple Storeから「Microsoft Remote Desktop」をインストール

初回起動時にマイクとカメラのアクセス許可を求められるので許可します。

「Add PC」をクリックし、アクセスするPCの名前もしくはIPアドレスを入力します。

上でメモした名前でいいみたいですが、私の場合は使えなかったのでIPアドレスを入力しました。

名前もしくはIPアドレスを入力したら、下のプルダウンメニューから「Add User Account」を選択し

Microsoftアカウントの情報を入力します。

Microsoftアカウント名とパスワード入力

MacからWindowsにリモート接続する。

 

登録されたPCをダブルクリックすれば接続できます。

デイスプレイ設定を変えればMacBook Airの画面も使って

デュアルディスプレイもできます。

 最後に、東方Projectを動かしてみた。

先日スチームで配信されたばかりの東方剛欲異聞が無事に動きました。

現在ドライバーの都合上、ゲームパッドはWindows機に直接繋いでいますが

それ以外は問題なく動いているようです。

他の作品も試してみましたが、東方神霊廟以降の作品は問題なく動きます。

それより前の作品はフルスクリーンができなかったり、そもそも起動できなかったりします。

どうやらリモートデスクトップではDirect Xの古いバージョンが動かないようです。

この辺りの解決もできたらなと思います。

今回は以上です。ありがとうございました。

 

< スポンサーリンク>
最新情報をチェックしよう!