古いPCのSSD化に挑戦してみた。
こんにちは、先日私は、一台のノートPCを入手しました。
5年ほどに発売されたモデルですが、
搭載されているCPUは当時のハイエンドの
インテルCorei7にメモリ8GBと
現在でも普通に使えそうなスペックです。
しかし、ストレージのHDDの速度が遅く
その性能を活かしきれていなかったので
より高速なSSDへの交換を決意しました。
またメモリ容量も8GBでも普段使いでは
十分ですが、より快適に使用するために
16GBへ増設を行いました。
私自身初めての作業でしたが
無事に成功しPCが
快適に動く様になりました。
LIFEBOOK(AH53/B2)をゲット
今回私が手に入れた富士通LIFEBOOKは
元々、母が使っていたものですが
新しいPCがあるのでもう要らないそうです。
ちょうどサブでWindowsのノートPCが欲しかったので
私がお下がりにもらうことにしました。
画面サイズも15.6インチと大きめなので
持ち運びには向きませんが、自宅でブログを書いたり
調べ物をするのにはちょうど良さそうです。
なんだか動きがもっさりしている?
今回手に入れたLIFEBOOKは
第7世代のCorei7にメモリ8GBと
普段使いでストレスは無さそうなスペックです。
少々古いですがハイエンド旧のCPUと
現在では標準的な8GBのメモリを搭載しているので、
すくなくとも、ブラウザ上での作業や
YouTubeの視聴程度で不満を
感じることはないと思っていました。
ところがこのLIFE BOOKとにかくかったるい。
特に起動直後は特に動作が不安定で
スタートメニューも満足に開けない有様。
(ひどい時はそもそも起動中に固まる)
どうもストレージが足を引っ張っているらしい。
あまりにも調子が悪いので
タスクマネージャーで
PCの動作状況を確認すると
デスクの稼働率が異常に高く
基本的に常に100%に張り付いていました。
これでは、せっかく十分な性能の
CPUやメモリを搭載していても
その性能を活かすことができません。
ストレージの換装を決意
LIFE BOOKの動作が遅いのは
メインストレージのHDDが
原因と確信したので
OSのクローンを作成し
SSDに載せ替えることにしました。
今回行った方法は一般的なWindowsの
ノートPCなら大体同じなので
ほかの機種でも応用可能だと思います。
用意したもの
今回、LIFEBOOKを
SSD化するにあたって
用意したものは以下の通りです。
どうせ裏蓋を開けて作業するので
メモリも増設します。
工具はマイナスドライバーと
プラスドライバーが一本づづです。
適当なサイズを用意しましょう。
換装するSSD(2.5インチ)
今回はシリコンパワーのものを用意しました。
手頃な価格で古いPCをSSD化する際に
よく使われているものだと思います。
もともと搭載されているHHDは1TBのでしたが
このPCにそこまで大量のデータを保存することはないので
半分の500GBにしました。
ドライブケース
今回は新しいSSDに現状のHHDの
データをコピーする(クローンを作る)ので
PCにSSDを接続するための
2.5インチ用ドライブケースを用意しました。
USB接続で電源もバスパワーを
使用するのでACアダプターは
不要なタイプです。
クローンソフト
現在使用しているPCのHHDの中身を
SSDにクローンコピーするために
必要なソフトです。
今回はMacrium Reflect 8という
ソフトの無料版を使用しました。
https://www.macrium.com/reflectfree
上記URLからダウンロードページに
アクセスして下にスクロールすると
Reflect 8 Freeがあるので
そこのダウンロードボタンを
クリックします。
ファイルがダウンロード出来たら
インストーラーの指示に従い
インストールしてください。
メモリ8GB×2
今回の作業はPCを分解するので
どうせならと、ついでにメモリの
増設を行うことにしました。
メモリは最大で8GBを
2枚刺して16GBまで
対応しているので
その上限まで
メモリを盛る
ことにしました。
もうすでに8GBが
一枚入っているので
もう一枚8GBを差すだけで
16GBになりますが
そこまで高いものでもないので
2枚とも新品を使います。
SSDに換装する手順
今回、私が行っった作業手順は
以下の通りです。
所々写真やスクリーンショットを
撮り忘れた部分もありますが
大まかな流れはこんな感じです。
現在使用しているHDDのパーティションを確認
画面左下のスタートメニューを、右クリックして
「ディスクの管理」を開きます。
ディスク管理画面を開いたら
画像の矢印の部分を右クリックして
プロパティを開きます。
プロパティの「ボリューム」タグで
パーティションのスタイルを
確認します。
今回はGTPというスタイルだったので
新しいSSDもこのスタイルで
フォーマットします。
一部目隠ししていますが、
作業中にスクリーンショットを
撮り忘れたので
SSD換装後に元々の
HDDを外付けして
スクリーンショットを
撮ったため実際の
表示と異なるからです。
SSDをPCに認識させる
まずは、SSDをケースに入れて
PCと接続します。
この段階ではSSDとして認識されないので
まずはフォーマットします。
先ほどと同じように「デスクの管理」を開きます。
ここでポップアップメニューが開き
フォーマットするかどうか聞かれます。
パーティションスタイルを
MBRかGTPで選択できるので
GTPを選びます。
Macrium Reflect 8でのクローン手順
Macriumu Reflect8を起動したら
クローン元のディスクにチェックを入れて
「このディスクのクローンを作成」を選択します。
『パーティションを宛先ディスクにドラッグするか
「パーティションのコピー」をクリックします。』
というウインドウが出てくるので、「クローンディスクの選択」
をクリックします。
ここで新しいSSDをクローンコピーの格納先に
指定します。
新しいSSDを指定したら、次へをクリック。
「クローンのスケジュール」
ここではクローンのスケジュールの設定が
できますが、すぐにクローン作製を行うので
そのまま「次へ」をクリックします。
(スクショ撮り忘れました。)
「次へ」をクリックすると
クローンの概要が出てきます。
ここでこれまで設定したコピー元、
コピー先の情報が表示されます。
この画面がでたら、右下の
「終了」をクリックします。
バックアップ保存オプションが
出てきますが、特に設定は
必要ありません。
クローンの開始と通知が出るので
クローンコピーが終わるまで待ちます。
クローンコピーが完了すると
完了時間が表記されます。
今回は2時間以上かかりました。
コピーするデータ容量が多いほど
この時間は長くなります。
最後にOKをクリック。
これでクローンコピーは完了です。
PCをシャットダウンして
SSDへの換装作業を行います。
PCの裏蓋を外し、HDDをSSDに換装。
PCをシャットダウンしたら
充電コードなどを取り外し
ストレージの換装を行います。
機種によって裏蓋が一体になっていたり
部品ごとにバラバラだったりと手順に
違いがあると思います。
今回は私が所有する
LIFEBOOK(AH53/B2)での
分解手順となります。
PCを分解するときはお使いの機種の
分解方法をあらかじめしらべておくことを
お勧めします。
どうやら同じLIFEBOOK(AH53/B2)
でも裏蓋の仕様の違うものがあるようです。
また、分解することでメーカー保証の
対象外になる場合もあります、PCを
分解する際は自己責任でお願いします。
LIFEBOOKをひっくり返し
裏蓋を外す。
裏蓋を外す前に
電源コードを抜き
1分ほど放置がいいです。
私のLIFE BOOKは
裏蓋の一部のカバーを
マイナスドライバーなどで
こじって外すと
4本のネジが出てくるので
それらを外します。
裏蓋を外したらバッテリーの
ロックを解除してバッテリーを
取り除きます。
バッテリーを取り除いたら
今度はHDDのガイドを
止めているネジ2本を外します。
このネジを外すとHDDを
取り除くことができます。
同時にSATAコネクターも
抜いておきます。
HDDにネジ四本で
止まっているガイドを
取り外して
今度は新しいSSDに
装着します。
裏表間違えないように
注意しましょう。
私は一度間違えました。
新しいSSDをバラした時とは
逆の手順で組み付けていきます。
ついでにメモリも増設します。
メモリの交換と増設は簡単です。
元々刺さっているメモリの
左右の固定金具を外側に開くと
メモリ本体が持ち上がるので
丁寧に引き抜きます。
あとは新しいメモリを差し込みます。
今回は8GB1枚から2枚にするので
空いていたもう一つのソケットにも
メモリを装着します。
バッテリーを取り付け
裏蓋をしめたら作業完了です。
SSD化で飛躍的に速くなった
下の画像はストレージの速度を
計測するソフトでSSDへ換装する前(上)
後(下)で比較したものです。
読み込み、書き込みともに
数値が飛躍的に上がっています。
実際に操作をしていても
これまでの遅さは嘘のようで
サクサクと軽快に動きます。
おそらくメモリの増設も
効いていると思います。
タスクマネージャーで
確認すると16GBで
認識されているのがわかります。
東方Projectのような軽いゲームなら
外部ディスプレイにゲーム画面を出力して
本体画面でOBSを動かして録画するような
こともストレスなくできるようになりました。
今までブログの執筆も満足にできなかったPCが
嘘のように快適になりました。
元々のCPUのポテンシャルを
HDDが足を引っ張っていたんだなと
改めて実感しました。
今後はこのLIFE BOOKは
Windowsで作業したい時や
東方Projectで遊ぶ時の
メイン機として運用予定です。
今回は以上になります。
ありがとうございました。